大 高 遠 足 の 参 加 感 想 文
第20回大会を祝福するかのような快晴に恵まれ、約300名余りの大規模な催しでした。
初めに引率の西岡先生から実施要領の説明があり、続いて坎田校長先生からは目的・意義のお話しをされました。準備体操を終え校長先生をはじめ皆が元気に吉野駅前広場を午前8時30分出発。<写真1>
新緑に包まれながら急坂を登りつめると、一変して静寂な街並みが現れ古い歴史を偲ばせる雰囲気の中で一息つくことができました、…先ずは順調な滑り出し。
散歩する観光客や開店準備の地元の方々と笑顔で挨拶を交わしながら歩いていると、何時の間にかリズムに乗ってきた。間も無く勝手神社の幟が揺れているのが目に入って来る、まるで我々を励ましてくれているようだ。<写真2>
コースを右にとり才谷方面に向かうと…北側には竜門岳,高取山が現われ、遠くを眺めながら先生方や後輩の皆さんと話をしていると、まるで高校時代に戻ったような気分で一層歩きも楽しくなってくる。
爽やかな薫風を顔に受けながら、道の両脇に咲くシャガの花は私達に安らぎをもたらし、鳥住の急坂を登り切ると第一CPの地蔵峠(9.4km)に到着した。
小休止をして各グループの先着競争で賑わう声を後にしながら、今度は中間点を目指して再出発する。森林浴をしながら木立の中の坂道を下るが、時々空間から大天井岳が見え隠れして、その勇壮な姿は我々に勇気を与えてくれる。そして脇川に下り寺戸,蛇ガ谷へと長く平地は続くが、絶えず川のせせらぎや涼風に支えられて自然の素晴らしさに感謝する。途中の給茶ポイントでは黒滝中学校の先生方による差し入れで頂いた飴は疲れも一気に癒してくれました。また先生方は「卒業生に立寄って欲しい」との伝言を残して行かれたと聞き、素晴らしい教育をして戴いた生徒達だと察する思いをしました。
スタートして約3時間弱、中間点の『道の駅・吉野路黒滝』(18.4km)に漸く辿り着く。
早速、関係者により最高の場所に「第20回の記念植樹」が行われました。<写真3>
春の陽光を一杯浴びながら芝生の上で昼食をとり、少しの休息で英気を養い復路へと歩む。
横を流れる川は既に“長谷川”と名を変え、交通量も増加して来たR309は我々に一層重圧を与える。でも終始元気を取戻してくれたのは道端の野草,小鳥の囀り,そよ風,若葉,瀬音等々の自然であり、そして同じ道を頑張って,語り合って歩いた仲間でした。
知り尽くした道とはいえ日頃車でしか通らない道、精神的に疲れるが元気な高校生に引っ張られて歩くこと約2時間、遂に第ニCPの広橋峠(24.3km)に定刻より早く到達した。
ここでの見晴らしは最高!、西方には金剛山,葛城山,二上山、北方には平畑運動公園,芦原峠,下市,大淀が一望出来るビューポイントである。
数分程度の休憩をとり、皆が元気で後に続いている事を信じていよいよ最終行程に挑む。
先頭グループに少し遅れては追い着きつつも峠の旧道をテンポ良く下り、長い下市の町中を通り過ぎるとやがて千石橋が迎えてくれる。「さあ残りは1・を切りましたよ」とリーダー西岡先生の言葉に甦り、西日と吹上げる川風を頬一杯うけながら渡り終え、最後の力を振り絞って思いで深い登校坂を上がって校門を潜る。…到着15時30分(32.0km)
大きなシンボルの欅は繁った若葉を揺らがせ踏破した皆を優しく称えてくれている。…
校舎の庭先で戴いた素麺と冷茶は、大高遠足を経験した人しか味わえない格別のものでした。<写真4> お蔭様で私は満足感と充実感の漲る感動の一日になりました。
最後にこの企画や運営をされた先生方,飲食や給茶サービスをして頂いた育友会・文体後援会の方々には大変感謝致します。『本当に有り難う御座いました』
なお、同窓会からは3名がオープン参加させて頂きました。そして山本(高23回卆),梅本(高26回卆)さんは終始運営の後方支援をして頂きました。
文:2003.05.09 吉 野 正 史 (高11回卆)
第20回大高遠足の開催
母校の名物「大高遠足」は今年で第20回を迎え大体的に開催されることになりました。
日 時:5月9日(土) 午前8:30分 <吉野駅集合>
ルート:吉野山 〜 鳥住 〜黒滝 〜 大淀 / 約30km
なお、この企画に学校のご好意によりOBの参加も受け入れて頂いています。同窓会の皆様!…奮ってご参加下さい。久し振りに学生気分を味わいましょう。
参加ご希望の方、詳細内容については下記にお問合せ下さい。
山本靖子07463-2-2988 梅本まさよ0747-52-0719
第20回 大 高 遠 足 実 施 要 項
(4/25学校より提供して戴きました)
1.目 的
歩くことを通して、吉野の大自然に親しみ、自己の体力の限界に挑戦する。
このことから、苦しみに打ち勝つ強い体力と精神力の高揚を図り、新しい自己
を発見する機会とする。
また、クラスの仲間との親睦を深め、助け合うことによって、協力の精神を
養うとともに、行程中の清掃などによってボランティア活動の体験及びのその
精神を学ぶ機会とする。
2.期 日
平成15年5月9日(金)但し、雨天順延の場合は5月13日(火)
(順延、中止等の場合は前日に判断する)
3.参加対象
1、2年生全員参加を原則とする。但し、学校や医師の判断によって参加を
止められたものは、この限りではない。
なお、参加者の内、自分の健康状態に不安のあるものは、事前に各自で医師
の診断を受けておくこと。
当日、体調の都合で参加できない場合は、後日(12月下旬予定)、遠足を行う。
4.実施方法
(1) 参加形態
・生徒はクラス別、男女別で3〜4名のグループで参加る。
・グループは、各クラスで決定する。・ 全行程、グループ行動とする。
(2)コース:(全行程32km)
近鉄吉野駅→勝手神社→才谷→鳥住→地蔵峠(地蔵トンネルは通らない)→
寺戸→蛇ケ谷→広橋→岩森→善城→下市町内→下渕岡崎通り→学校
(3)集合・出発・帰校等
集合場所 近鉄吉野駅
点呼時間 8時10分
出発時間 8時30分
帰校時間 17時(予定)
*近鉄吉野線時刻表 橿原神宮(7:15)吉野口(7:30) 下市口(4:46) 上市(7:56) 吉野(8:00)
(4)服装・携行品
上下正課体育の服装、昼食、水筒、非常食、靴(履き慣れたもの)、靴下、タオル、帽子、
ナップサック、救急薬品、雨具、ゴミを入れる袋 など
(5)チェックポイント 集合場所(出発確認:名簿に出発時刻記入)
地蔵峠(グループカードにチェック)
広橋峠(グループカードにチェック、先頭は13時まで待機)
学校<ゴール>(グループカードにチェック:名簿にゴール時刻記入)
(6)道路標示 捨て看板100本を行程に設置
(7)救急体制 緊急の場合は、最寄り家庭の電話を借用し、学校へ連絡する。
(8)昼食 「道の駅309」で必ずとる。
(9)湯茶の準備(育友会) 寺戸(黒滝村教育委員会前)
丹生支所(丹生川上神社付近) 下市町立下市南小学校前
5.その他
(1)当日病気などで参加できなくなった場合は、学校へ連絡し指示を受ける。
*連絡時間は 7時30分〜8時 (時間厳守 0747−52−4171)
(2)不参加の生徒は、正課体育の服装を持って登校し、(8時30分)係の先生の
指示に従う。
(3)短距離コース(4km)の生徒は、すべて8時30分に学校に集合し、係の
先生とともに歩く。
(4)自分の出したゴミと歩いて気がついたゴミは、責任をもって持ち帰る。 以 上
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